『鳴海屋』で使用されている原料の米。毎日精米しているので香りが違う
最終的な作業は今でも完全に人の手。職人の技が光る
炭火焼きに使用する炭。昔ながらの製法で、変わらなくても良いところは変えない
おかきの原材料『餅』の美味しさがおかきの出来を決める。自ずと説明にも熱がこもる
豆もちに使用する黒豆は京都産の丹波黒豆。出来るだけ地元産にこだわります
毎日精米しているおかき屋
創業は大正12年、堀川にあった鳴海餅本店さんから独立してあられ作りを始めました。
鳴海屋のこだわりと言うか、おかき作りの基本と言うかは、とにかく素材本来の味を活かすことです。このことに私たちはこだわっています。
余計なことは一切してません。
お米は今は佐賀県産のヒヨクモチを使っています。これが粘りがあって美味しいんです。
そのお米を自社で毎日精米しせいろで蒸して、昔の作り方と同じ、杵でついてます。
なかなか使用するお米を毎日精米しているおかき屋は少ないんじゃないかと思います。
お米本来の味がするおかきを作りたい
鳴海屋も元はおかきの卸問屋だったんです。でもどうせなら自分で『美味しい』と思えるものを作る『モノ作り』から始めたい。そう思いまして、おかき製造を始めました。
こんな言い方をするとおじさんくさいですが(笑)、昔は良かったみたいです。作ったら作っただけ売れて行った。今はとてもじゃないけどそんな時代じゃないです(笑)。
で、ちょっと形が悪かったり、割れてたりするおかきがどうしても出るんですけど、それを今風の言い方で言えば『ご家庭用』で自分で販売したら大ヒット!それまでは製造と卸だったのですが、販売まで手掛けるようになりました。
卸ではわからない、直接お客様に販売しているとお客様のニーズがつかめます。お客様の声から生まれた商品としては『あられ茶漬け』があるのですが、これは今でも売れ筋商品です。
お客様と直接接していると思わずいろんなあられ作りに挑戦してしまいまして、今ではポン菓子から雛あられ、ぶぶあられも作っています。このぶぶあられ、最近のヒット商品なんですよ(笑)。
私は生まれも育ちも京都で、京都のことが大好きです。
京都はホンマに住みやすい。
これからもそんな京都に住んでいる皆さんに愛されるおかきを作っていきたい。
そのためにはやはり原材料は国内産にこだわりたいですし、自分たちで焼いてみて食べてみて、作った自分たちが『美味しい』と思えるおかきしか出したくない。
素材の味がする、おかきで言えばきちんとお米本来の旨味が感じることが出来る、そんな味を追及しています。
自分で食べて美味しいと思えるおかきをこれからも作り続けて、京都の人たちに喜んでもらい続けたい。私たちの願いはそれだけです。
店名 | 京あられ 鳴海屋 |
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住所 | 〒600-8882 京都市下京区西七条比輪田町5-1 アーネスト西大路104 |
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TEL | 075-315-5515 |
FAX | 075-315-5516 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 木曜日、不定休 |
取扱商品 | 京あられ、京おかき 全般 |
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メッセージ | お米と水にこだわり、材料を厳選した鳴海屋のあられ・おかき。 ひとつひとつ心をこめて香ばしく焼き上げました。 大正12年11月22日初代 鳴海三郎が鳴海餅本店より独立して、京都市上京区西堀川通椹木町下ルにて創業。 昭和19年 強制疎開により西京区松尾木ノ曾町に移転。 昭和32年2月28日に個人商店から、株式会社に組織変更。 昭和43年 右京区西院西貝川町に移転後、以後この地にて製造ラインの近代化と味作りの研究を進める。 鳴海屋のあられ、おかきは、お米と水にこだわり、せいろ蒸し杵搗き製法で餅を作り、時間をかけて乾燥し、ひとつひとつ心をこめて香ばしく焼き上げました。素材を大切にしたから「お米本来の味」が生きています。 だから、食べて美味しいのは当たり前。お茶漬けやご進物にも最適な味わいは、やすらぎの時を演出します。 |