深みのある黒漆に金銀の輝きが観る人を魅了する「京象嵌」。
歳月を感じる道具の数々。名工がすべて手作業でおこなう「布目象嵌」と呼ばれる技法が優美さの理由。
純銀や平金を打ち込む「入嵌」。下絵がなく、職人自らのイメージで創るため、全てがオリジナル。
「研出し」では金・銀の模様を丁寧に研ぎ出します。名工の技と集中力が問われる工程。
職人の技と感性で生まれた、伝統とモダンが調和したリング。一点物としてプレゼントにも人気。
父母から子へ、そして次世代へ…。千二百年の伝統工芸は歴史と美しさを積み重ねていきます。
京都の伝統工芸品「京象嵌」
深みのある黒漆に、金銀の輝きが観る人を魅了する「京象嵌」。
象嵌は京都で1200年以上の伝統を持つ最も古い工芸品のひとつで、古くから世界の国々において武器や宗教的な道具として用いられてきました。その技法は奈良時代にシルクロードを経て、仏教とともに日本に伝えられたと言われています。
古いものでは四天王寺の七星剣をはじめ、正倉院に納められた刀身の装飾や、奈良の薬師寺本尊の文様などにその原型を見ることができます。
江戸時代になると、京都の優れた職人が数多く生まれ、日本刀や甲冑、鏡や文箱などの装飾に名工たちが腕を振るいました。
当時、その仕事ぶりが特に目立っていたのが、西陣の埋忠(うめただ)と正阿弥(しょうあみ)の二家で、やがて技術を磨いた両家の弟子たちが各地の大名に仕えるようになり、京象嵌の技術が肥後や加賀をはじめ全国に広まることとなりました。
「布目象嵌」と呼ばれる技法の美しさ
手づくり工芸の最高峰「京象嵌」の優美さは、「布目象嵌」と呼ばれる独特の技法にあります。
布目象嵌は、地金の表面にタガネという専用の鏨を使って非常に細かい刻みを入れ、その溝に金や銀を打ち込んでいく手法で、縦横に敷き詰められた溝がまるで布目のようにみえることからその名がつきました。しかし、この布目はルーペがなければはっきりと確認できないほど実に微細なものです。
この難しい布目切りなどは機械化されているところもありますが、当店ではすべて手作業で行っております。なかでも球面に布目を切るには職人芸といわれる技術を要し、熟練の名工がその作業を一手に引き受けています。
匠の繊細な技が命を吹き込む、京象嵌ならではの美しいアクセサリーや和装小物など、手間暇掛けた職人の技、世界にひとつしかない逸品、そしてそれを手にする喜びを実感してみてください。
京都伝統工芸「京象嵌」の製作体験
京都嵐山の地にございます中嶋象嵌では、京の伝統工芸、そしてこの京都で1200年以上の歴史をもつ「京象嵌」をより沢山の方々に親しんでもらえればとの願いから、「京象嵌作り」の体験教室(要予約)を開催しております。
帯ストラップ・ペンダント・タイピンの3種類の中からお好きなものをお選びいただき、金銀で模様をかたどって鉄地金に嵌め込み、漆で焼き上げる、京象嵌の伝統的な手法をご体験いただけます。
自分だけの京象嵌アクセサリー作りをお楽しみいただいた作品は、残りの全工程を職人が丁寧に行いご発送やお宿にお届けをさせていただいており、京都の旅の思い出にご好評いただいております。
作りの細かさ・優美さにおいて逸品と言われる「京象嵌」作りを体験し、その美しさを近くで感じてみてくださいまた、修学旅行生にはお得なプランをご用意しておりますので、ぜひ一度、お問い合わせください。
店名 | 京象嵌 中嶋象嵌 |
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住所 | 京都市右京区嵯峨天竜寺瀬戸川町10-3 |
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TEL | 075-871-2610 |
FAX | 075-882-0525 |
営業時間 | 8:30~17:30 |
定休日 | 日・祝日 夏期休暇:8/12~8/16 年末年始休暇:12/28~1/6 |
駐車場 | 有 乗用車4台 |
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取扱商品 | 京象嵌アクセサリー・小物 |
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メッセージ |
金銀で模様をかたどって鉄地金に嵌め込み、漆で焼き上げた京都の伝統工芸品『京象嵌』。当店では、京象嵌のアクセサリーをご紹介しております。JR嵯峨嵐山駅下車 徒歩7分の場所にございますので、京都嵐山にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。 また手づくり工芸の最高峰といわれる京都の伝統工芸品『京象嵌』。この伝統的な手法を京象嵌作りを通じて体験(要予約)していただけます。旅の思い出にいかがでしょうか。修学旅行生にはお得なプランをご用意しておりますので、ぜひ一度、お問い合わせください。 |
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