城陽の名産として名高い寺田芋。『島利兵衛』と『松屋治郎兵衛』のご縁から生まれ、代々、大切につくる松屋の芋ようかんはこの地の名物です。
お店に並ぶ御菓子の数々は、すべて先人の技を受け継ぐ職人が真心を込めて。
伝統の和菓子だけでなく、和と洋が融合した、松屋がつくる新感覚の創作菓子も人気。
芋ようかんと並ぶ名物『うまいもん』。その名の通り、ひと口食べると思わず笑顔に。
和菓子司がつくる新感覚スフレ。お濃茶の風味がしっかりと感じる、松屋の創作心が生んだ新たな名物として人気の一品。
進化する老舗でありたい、
ご縁をつないで百余年
当店は古くから「五里五里の里」と呼ばれ、宿場町として栄えた京都、城陽に御座います。
江戸時代に旅籠としてはじまった松屋は、京と奈良とを行き交う旅人達との縁を結んできました。和菓子司として創業し、人と人とを結ぶ存在でありたいとの思いは、菓子作りに励む今でも変わりません。
歴史ある京都を舞台に、「どうか、良いご縁となりますように・・・」と、伝統に裏打ちされた技に創意工夫を加え、新しいおもてなしのかたちを創造してまいります。
松屋名物『いもようかん』誕生の由縁
城陽の特産物のひとつである『寺田芋』。まったりとした口当たりと甘みで全国的にも名高いこのサツマイモは、木津川沿いの荒州地区で作られています。度重なる木津川の氾濫によって運ばれた肥えた泥が、この地でしか味わえない、素晴らしい芋を作るのです。
この寺田芋を城陽に持ち込んだのが、『島利兵衛』です。利兵衛は、宝永・正徳年間(1704~1716年)に長池で薬種問屋を営んでいましたが、扱っていた薬草の中に幕府御禁制の品があった罪で流罪の刑を受けました。その地で巡り会ったのが、このサツマイモだったのです。
享保元年(1716年)に許されて城陽に戻るとき、利兵衛は密かにサツマイモの苗を持ち帰り、試行錯誤のすえ栽培に成功。
以来、この地をおそった飢饉でも数え切れない多くの人々を救い、その感謝の気持ちとして、大蓮寺境内にある利兵衛のサツマイモをかたどったこの墓には、「琉球芋宗匠島利兵衛」と刻まれています。そしてこの墓の裏面には、墓碑建立の世話人として「松屋治郎兵衛 菓子屋清蔵」と刻まれ、松屋の先祖と島利兵衛の関わりを知ることが出来ます。
代々の松屋当主は、この先祖に思いをはせながら、『島利兵衛』との縁の証でもある「いもようかん」を作りつづけています。
魅力ある店づくり、ものづくり、人づくり
『魅力』とは、人を引きつける力、決して無理をしたり着飾るものではなく、むしろ完全な自然体。しかしそれは、『日頃の精進と努力、練磨による裏づけのあるもので、日々感動と感謝を忘れず、反省と学習を怠ることなく、心を磨く努力をするものが得られる力』であると考えています。
ひとはそんな魅力のあるところに集まります。当店も、「夢」や「情熱」そして「行動」に包まれた、そんな店作りとものづくり、人づくりを大切にし、お客様がお気軽に、自然と愛着をもってお立ち寄りいただけるお店でありたいと思っております。
昨日の自分より、今日の自分が半歩でも前に成長し続けていけるように、『お客様の喜びが我々の一番の価値』であるという想いを胸に、松屋の御菓子を、一人でも多くの、少しでも遠くの方々にも召し上がっていただけますよう、日々、努力を怠ることなく精進してまいります。
店名 | 京都・和菓子司 松屋 |
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住所 | 京都府城陽市長池北清水27番地 |
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TEL | 0774-52-0031 |
FAX | 0774-56-2188 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 火曜日 (アルプラザ城陽店1Fは平常通り営業いたしております) |
取扱商品 | 和菓子、新感覚和菓子、焼き菓子 等
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メッセージ |
創業100余年、繋いできた思いをお菓子に託して、厳選した最高の材料で季節の移ろいをしっかり認識し趣き菓子をご提供させていただいております。 想いをカタチに、めざすべきその先へ、進化する老舗を目指し精進しております。 |
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チーズまんじゅう ハイチーズ
¥1,620 -
とうふ菓子 うまいもん
¥1,500 ~ ¥3,000 -
濃茶バターケーキ 「結〜ゆい〜」
¥2,700 -
濃茶チーズスフレ「空〜くう〜」
¥1,620