武蔵とお通さん つめあわせ
深い味わいを楽しんでいただく
吉川英治原作の小説 『宮本武蔵』。
この小説の第1巻で、奈良へ一人で向かうお通さんが、宇治橋のたもとでお茶やお菓子を食べて一服する場面に、 通圓茶屋が登場することから名付けた、オリジナルブレンドの雁が音煎茶です。 「お通さん」は、小説の中のヒロインのような優しくまろやかな味と香りの味わい。 「武蔵」は、あと口のさっぱりとした、少し辛口の香りよい渋めの味わい。 どちらも、宇治の観光に来られ、通圓にお立ち寄りいただき、お買い求めいただいて、 「とっても美味しい」「また飲みたい」 と続けてご注文をいただいているお茶。 武蔵とお通さんが描かれた筒は、ご贈答にもお喜びいただいております。 宇治川の悠久の流れとともに歩んできた歴史、また小説の世界をしばし感じていただければ幸いです。 |
小説「宮本武蔵」の世界
昭和10年8月から「朝日新聞」の連載小説として発表された吉川英治の小説では、従来の剣豪としての武蔵像よりも、
巌流島の決闘まで、12歳から28歳までの武蔵の成長が描かれています。 また小説の中で、「お通さん」という武蔵の初恋の女性の存在を登場させたことにより、 いっそうよみごたえのあるものになっています。 お通さんを振りはらって、武者修行に挑む武蔵と、武蔵を探し求めて旅に出るお通さん。 二人が会えるのはいつの日か、ハラハラする場面に読者は引きずり込まれます。 ------------- 宇治橋のたもとが見えてくる。 通圓ガ茶屋の軒には、上品な老人が茶の風呂釜をすえて、床几(しょうぎ)へ立ち寄る旅人に、風流を鬻いで(ひさいで)いた。 庄田という髯侍(ひげざむらい)の姿を仰ぐと、馴染みとみえて、茶売りの老人は、 『おお、これは小柳生の御家中様一服おあがり下さいませ』 『やすませて貰おうか----その小僧に、何ぞ、菓子をやってくれい』 菓子を待つと、城太郎は、足を休めていることなどは退屈に堪えないらしく、裏の低い丘を見上げて、駆け上がっていった。 お通はお茶を味わいながら、 『奈良へはまだ遠うございますか』 『左様、足のお早い方でも、木津では日が暮れましょう。女子衆では、多賀か井出でお泊りにならねば』 老人の答えをすぐ引き取って、髯侍の庄田がいった。 『この女子は(おなご)、多年捜している者があって、奈良へ参るというのだが、近ごろの奈良へ若い女子一人で行くのは、どうであろうか。 わしは心もとなく思うが』 聞くと、眼を瞠って(みはって)、 『滅相もない』 茶売りの老人は、手を振った。 ------------- つづく・・・ 吉川英治『宮本武蔵』本文より引用 |
商品名 | 武蔵とお通さん つめあわせ |
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店舗名 | 通圓 |
商品コード | MOC-02 |
販売価格 | ¥4,000 (税込) |
発送日目安 | 3営業日以内 |
原材料 | <お通さん>緑茶(国産)・調味料(アミノ酸) <武蔵>緑茶(国産) |
内容量(入り数) | 1箱 |
内容量(重さ) | 160g缶入り×2 |
サイズ | 箱のサイズ:16×16×7.5cm |
ポイント付与 | 40pt |
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